竹橋駅から電車を乗り継ぎ、やってきました東京大学!駒場東大前駅を降りると目の前は東大駒場キャンパス。有名な赤門や安田講堂は本郷キャンパスです。
目的はこちらではなく少し離れた場所にある大学院の駒場リサーチキャンパスです。
目的地に行く途中にあるのが、日本民芸館。こちらは民藝運動を起こした柳宗悦がつくった美術館です。民藝運動とは簡単にいうと、日用雑器にも美しさがあると唱えた運動です。
ここも行きたかった場所ではあるのですが、時間がないのでスル〜
こちらが目的のギャラリーがあるキャンパスですが人がいない・・
なんかすごいとこ入ってきちゃった・・
ここが新しくできたという東京大学生産技術研究所のギャラリーです。人影が見えてほっ
中に入ると椅子が浮いてる!(笑)
展覧会名にあるように、金属のチタンと3Dプリンターを使った作品の展示です。
私がなぜここに来たかというと。美術大学にはない作品制作の方法を教えている場所だからです。今回の展示タイトルにあるように「チタン」という金属素材に絞り、そのチタンの特性を示した作品を学生が考え展示しています。美大の場合は、個人の考えが優先されるので、素材も制作方法もバラバラです。
今、「デザイン」という考えが根本的に変わってきています。一般的に「デザイン」をイメージする装飾や機能だけでなく、物事の仕組みを考える(つくる)ことが「デザイン」となってきています。東大のデザインは、そこが美大と違います。
これは体に埋め込むアクセサリー
チタンは体が拒絶反応を示さないので、理論的には可能。この埋め込み型アクセサリーだけではなく、とんぼの羽のピアスも実際に作って学生さんがつけていました。
私もとんぼの羽大好きです(笑)
こちらはチタンを科学的に変化させて色を変えたものです。基の材料の上に色を着色するのではなく、金属そのものを変化させて色を変えているので色が退色しないそうです。
これは金属の腐食実験をしたものなのですが、このガラスビーカーはオーダーメイドで東大内で作っているんだそう!写真ではわかりにくいとおもいますが、ビーカーからガラス棒が出ていて金属を挿して(のせて?)いるのです(すごー)
最初のチタン製の椅子はこんなふうに2脚あります。かっこええ(笑)
これは3Dプリンターでつくったバネの作品。素材の配合を変えて弾力性も変えています。ふォ〜
ほかにもたくさん作品がありましたし、学生さんのギャラリートークもあって作品の内容がよく理解できました。
この展示の企画者で、教授でありデザイナーでもある山中俊治さんに会えなくてちょっと残念でしたが 作品ひとつ一つがとても興味深いものでした。
東大生にデザインを教え込まれると、美大生の将来が心配だな〜汗
新しい建物ばかりではなく歴史を感じる建物も健在。
おわり