2024きりゅうの春休み 4/3、4

 

飯田駅前から高速バス2時間→新幹線1時間40分→電車1時間→高松駅

乗継ぎの時間を入れると約6時間かけて、香川県高松市に行ってきましたー

 

これどの辺だろう?岐阜?滋賀?

長野県にはない真っ平な景色w

 

あれ?ここもどこだ・・

ん、真ん中に東寺の五重塔が見える!

けど、京都もスルー

なんせ1泊だったので目的地に直行です(猫いるからね)

 

瀬戸内海を渡ります。

ほんと久しぶりに海見たー 

四国に入国!?

 

雨降る香川県高松市に到着!

ホテルまでの乗継ぎで琴平電鉄(以下:琴電)に・・

んん!?あそこにある彫刻はっ!

 

おお、やっぱりオピーさんだ

こんな場所でジュリアン・オピーの作品に出会えるとは(このページをずーっと下がっていくとオピーさんがわかるよー)

 

ちょっとフェリー乗り場まで散歩

瀬戸内海の島々に行くフェリーが発着してる高松港。

あの赤いドットが描かれているフェリーは直島行き

(ああ察し) 某企業の島の美術館とか国際的な芸術祭で瀬戸内は有名だもんね。

駅前にジュリアン・オピーがあったのもアート繋がりなのかなあ

 

琴電の車両いいね!

車両はレトロだけど、駅は無人駅でも交通系ICカードが使えるようになっててとても便利だった(持ってたSuica使えた)

 

翌日(4/4)琴電に乗って目的地最寄駅下車

時間に余裕があったので徒歩で移動。街の風景は飯田と変わらない静かな住宅地。でも観光地化されていない普段の街が好きです。この日は晴れてよかった

帰りはこの先にあったスーパーに寄ってご当地のパン買って食べましたw

 

四国といえば霊場八十八ヶ所巡り。

この小高い山にもお寺があるらしく、途中で白装束のお遍路さんを見かけました。きりゅうの目的はお遍路じゃないよ

 

ここ高松市牟礼町は石の産地で、道中たくさんの石材加工工房があり、電動カッターで石を切る音やノミを叩く音がしていました。

 

ゆっくり歩いて目的地に到着!

足元の小さな看板が受付の方向を教えてくれています。真ん中に映る石垣の向こうが目的の美術館です。

 

ここが受付の入っている建物。

日時予約制で、当日行っても入れないので事前予約してね。

 

長年来たいと思っていたイサム・ノグチ庭園美術館に到着ですっ!

イサム・ノグチとは?って説明してると長くなるので検索してね♪

作品を直接知らなくても「あかり」のランプとかは見たことあるんじゃないかなあ。

きりゅうが初めてイサム・ノグチの作品を見たのは東京であったアートフェアで、彫刻作品に1億円って値札が付いてたのよw

 

残念ながら美術館内は撮影禁止なので作品の写真はないです。事務所の周りに置かれた石しか撮れんかった。

週3日開館し1日3回、見学時間が設定されており、きりゅうと同じ時間に20人くらいいましたが、きりゅうと数人の方だけが日本人で、他は外国の方でみなさん英語でした・・

 

見学は1時間弱、案内の方が説明しながら移動していくツアー形式で、安全確保と作品保護のため作品はおさわり禁止。見学範囲はアトリエ蔵、展示蔵、元住居、庭と敷地内の山を登りました。山頂から街と海が見えて絶景! 美術館内にある建物は他から持ってきた民家や蔵だそうで、作品を造った後、作品に覆い被せるように移築したそうです(発想がダイナミックだ・・)

 

美術館近くにあった公園の遊具。これもイサム・ノグチがデザインした遊具でしたー

イサム・ノグチは彫刻作品に留まらず、ランプや家具、遊具、土地なども作品として制作しています。米国と日本を行き来して制作し、没後日本の制作拠点を美術館にしたのが牟礼町にあるイサム・ノグチ庭園美術館です。北海道にあるモエレ沼公園もイサム・ノグチ設計として有名ですね。今度は北海道!?いや、まだ高知県に行きたい美術館があるのでまた四国を訪れたいですね。

 

 

2023きりゅうの遅い夏休み  8/19(祭りの係)、20(マティス展)

マティス展は最終日でかなりの混雑を予想をしてましたが、マティスをまとめて見られる機会は日本じゃもうないでしょーと思い、意を決して行ってきました(やっぱ激混みでした)

初期から晩年までの変遷がよくわかる展示でしたが、マティスって実験的に様々な表現を追求してた画家(芸術家)なので、ほんと興味の対象が幅広くて見ているこちらが飽きないのです。良い意味でマティスに振り回された展覧会でしたw

2022きりゅうの遅い夏休み(日帰り) 10/5

 10/1に武蔵野美術大学美術館・図書館とアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)に行ってきたレポです。

いやー3年ぶり(前回の日記が2019年)です。県外の美術館に行ったのは!夏頃からどのタイミングで行くか散々思案しましたが、ようやく第7派のコロナも減少傾向になったので、久々に美術館を満喫しました。

でね、高速バスを日野停留所で降りてモノレールに乗ろうと自動改札機にICカード当てたらキンコン!キンコン!とエラー・・近くのインターホンで駅員さんにたずねたら、長期間使用してなかったのでロックが掛かってます。って!?そうかー3年ってそうだよねぇ〜 

皆様もお気をつけてw

 

こちらが武蔵野美術大学美術館・図書館の正面出入り口。ムサビ生以外の一般人も入場できます。しかも無料です。出入口で住所氏名を申告し、見学の諸注意を聞いて展示室へ。

今回の「原弘 一九二〇年代の新興芸術運動から」は撮影禁止。もうひとつの展示「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」は、実際に展示してある椅子に座ることが出来ました(椅子を傷つけないように、荷物はロッカーに入れて身に付けている貴金属外してね)

 

エントランスにズラーっと並ぶ椅子。ここに並んでいる椅子コレクションはムサビが所有し、授業でも使われるものです。歴史的価値のある名品も並びます。おおよその椅子には座れましたが一部はお座り禁止。

あの赤い変な形した椅子もどこかで見た記憶があるぞ・・

レイアウトやライティングもちゃんとデザインされてます。ムサビの椅子のコレクションは現在400点を越え、その中から今回250点を展示したそうです。

 

特別な部屋にスポットライトを当て設置されているのは特別な椅子。

奥に置かれているのは倉俣史郎デザインですが、手前の青い椅子(月苑)の梅田正徳さんは初めて知りました。椅子の後ろにローラーが付いてるんです。

倉俣史郎、How High the Moon

スチールのメッシュ素材でできてます。向こうが透けて見え軽やかぁな印象。

倉俣史郎、Miss Blanche

1988年に発表され56脚しか生産されておらず、さっきネットで調べたら今年のオークションで約6,800万円!で落札されたとありました(わぉ)

作品は知っていましたが、現物を見るのは初めてです。厚いアクリルですが、光を透過して影が出ません。すべて手作業でつくられたそうですが、切断面や接合部分も傷無く完璧な透明。

 

窓の向こうに緑が見えて、グッとくる演出w

 

展覧会の作品じゃないけど、サモトラケのニケ像があって思わず撮っちゃった。この像きれいよね。

女子美術大学と美ヶ原高原美術館にもあったよなあ。日本人この像好きなんだw 

頭部と両腕がないから、足に絡む布が強調されて風を感じます。

 

この角度の方が風を感じる?w

 

ムサビ在学の卒業生とお昼を食べる図(ムサビのパン屋さん美味しいのよ)

 

もう就職先が決まった工芸工業デザイン4年生のふたりは余裕のよっちゃんw。このあと油絵学科2年生に課題作品を見せてもらいました。

オープンキャンパスには何度も来ていますが、普段のムサビは初めてかもしれん。土曜とあってか学生も少なく静かでしたが、展示のあと片付けをしている学生さんとか、美術館に来たご家族とかがいて、とても良い雰囲気でした。

 

どんな課題か聞くの忘れたw。この日は講評が終わって片付けの日なんだって。

他学科の学生さんも混ざっていたそうで、ムサビは共通絵画、共通彫塑、共通デザインなどで自分の学科以外の授業が受けられる仕組みになっています。

 

3人の甥っ子w

 

ムサビでいうファイン(日本画、油絵、版画、彫刻)の入った2号館。中庭に彫刻作品が並んでますね。

以上、武蔵野美術大学レポートでした。

 

 

 

 

 

 

 

アーティゾン美術館レポは後日掲載しまーす。

2022きりゅうの遅い夏休み(日帰り)アーティゾン美術館 10/9

 2020年にリニューアルオープンしたアーティゾン美術館です。以前はブリヂストン美術館という名称でした。ブリヂストンと言えばお分かりのように、この会社の創業者(石橋正二郎)がコレクションした作品群が展示されています。福岡県にも系列の石橋美術館がありましたが、現在は久留米市に譲渡されて久留米市美術館になっています。きりゅうはアーティゾン美術館になってから初めて来ました。事前に日時予約をしてチケットもコンビニかカード払いのみです。で、学生さんは無料(!)

 

この美術館で鑑賞したのは、

生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎

青木も坂本も福岡県久留米市出身で、同時代に生まれ一時は一緒に絵を学んだ二人です。この美術館には作品がたくさん収蔵されています。ただ青木は28歳で亡くなっているので87歳まで絵を描き続けた坂本に比べたら一生涯の制作数が少ないですね。横山大観と菱田春草にも似てるね(春草36歳、大観89歳)

坂本繁二郎「放牧三馬」

ポスターにも使われている作品ですね。

正直、見るのに忙しく(?)あまり作品写真撮ってないです。てか、美術館での作品撮影って以前はどこでも禁止されていたので、写真を撮っていいこの状況に慣れなかった・・

珍しい作品だなと思ったのは、坂本の戦争画「肉弾三勇士」です。近年、当時の画家が描いた戦争画が、一般公開されることが多くなってきた感じがあります。

東京国立近代美術館収蔵の藤田嗣治「アッツ島玉砕」は以前に見たことがあり、藤田は戦後、戦争画を積極的に描いたことを画壇に非難され日本を出ていったという話しがあります。(後にフランスに帰化)

当時の画家たちは描かざるをえない状況だったのでしょうが、画家が戦意高揚に利用されたのは事実です。戦後に破棄された作品も多いのでしょうから、残っている作品は貴重かもしれません。

企画展示を見終えて、石橋財団コレクション選のフロアに。開館当初から斬新な展示方法がメディアに取り上げられていましたが、円空と斎藤義重が並ぶ・・

手前は古代美術のレリーフや壺が並び、壁面は現代美術です。ほんと斬新・・過去の展示が時系列にこだわり過ぎていたのかもしれません。もっと作品を自由に見てくださいね、という学芸員さんの意図かな。

ブランクーシの彫刻、低っ!

って場所に設置されてる。

目線に合わせた高さに設置するのが一般的ですが・・ポガニー嬢の頭部にきりゅうが写り込んでますw

撮影OKの作品も多く、あちらこちらでシャッター音が響いてましたが、この作品いいなあと思ったザオ・ウーキーをスマホで撮ってみたけど、補正し直さないと色が全く変わっちゃうな。この作品はもっと深い青でした。

企画展示とコレクション展で結構作品数が多く、後半は帰りのバスの時間もあるので早足で巡りましたが、展示室を出てこの風景を見たらなんかじーんとしたw この背景込みの設置はすごいなあ。

引きで見るとこんな感じ。

以前の美術館と全く別物になってて驚愕。すごいねw

また隣のビルも建ったら景色が変わるんだろうね。

 

3年ぶりの県外美術館巡りでしたが、本当はもう一軒行きたい場所がありましたー。でも時間的に諦めました。展覧会にまたの機会・・は、無いことの方が多いです。機会と時間があれば見たいものは見に行きたい。いつでもそうありたいです。

2019きりゅうの遅い夏休み(日帰り)9/14

あれ?去年も来たかな?

ここは練馬区立美術館ですっ!

「坂本繁二郎」を観に来ましたー

はい、坂本繁二郎(1882−1969)は福岡県出身、日本を代表する画家で、同じく日本を代表する画家青木繁とも切磋琢磨する仲でした。青木繁は28歳で亡くなっていますが、重要文化財に指定されている作品が2点あります。坂本繁二郎は、出身地の福岡県で87歳で亡くなるまで制作をしていた人です。

扱うモチーフの素朴さとは裏腹に、色彩の豊かさは他に類を見ません。そこが好きなんですw

練馬区立美術館のキャラクター ネリビー(!)が美術館前の公園でお出迎え。

館内は撮影できませんでしたが、約140点の作品が展示され、充分に坂本繁二郎を堪能できました。

繁二郎の絵のモチーフになっていたダルマw

欲しいなって思ったけど売り物じゃなかった・・

練馬区美術館の最寄り駅、西武池袋線中村橋駅の構内にある自販機。練馬区はコマ撮りアニメーションの制作会社ドワーフさんの拠点なんですね。国営放送のどーもくん、ってわかります?そのどーもくんを作った会社です。

何年か前に、ドワーフの監督さんやアニメーターさんが飯田の川本喜八郎人形美術館に来てワークショップをしてくれたことがありました。

次にやってきた場所は、東京オペラシティ・アートギャラリーです。ここはその名のとおり音楽もアートも楽しめる文化施設です。

で、でかい・・・

ここで開催されているのは、イギリスのアーティスト「ジュリアン・オピー」の展覧会です。現代アート好きなら必須!な人物w 有名バンドのアルバムジャケットもデザインしてたのでそれで知っている人もいるかな?

現代アートと言っても日本人には馴染みやすい作品が多いと思います。なぜならオピーは日本の浮世絵からも影響を受けているからです。

作品を見上げると平面の絵ではなく、凹凸のあるレリーフになっています。

実物を見て驚いたのですが、絵は極シンプルです。でもマテリアル(素材)の違いを分けていてツヤやマット(ツヤ消し)を繊細に使いこなしています。これは本当に実物を見ないとわからない。

こちらの作品はツヤツヤ

向かいのどでかい作品が映り込んでいます。

あっ!作品の全体像を撮り忘れた・・

ギャラリー内はなんとっ!全て撮影オッケー

でもね、この作品→

動画なんです・・4方に立てたLED画面を人がグルグル歩きます。

で、きりゅうもデジカメで撮影してきたのですが、ファイル形式を変換しないと添付できない・・・

と、今知った(泣)

石の羊

めちゃくちゃ重いでしょー

・・・って思わせない絵w

これも映像作品で、カラスが動くのですが、ずーーーーっと見ていられるw

絵の如く、カラスの動きも簡素化されていますが時折フンするの!ぷりってw

ああ〜動画でお見せできなくて残念。

20台のLEDスクリーンに泳ぐ鯉!!

全長24mだそうで・・・

はあ〜

度肝抜かされっぱなしでした、オピーさんw

ジュリアン・オピーはアーティストって書きましたが、アーティストでもありデザイナーでもあります。もう現代はジャンルを分けて考える時代でもないですね。ジュリアン・オピーは現在進行形のクリエイターです。

滞在時間6時間で、しっかり楽しめました。

あ、最後に

坂本繁二郎展は年配の方、オピー展は若い人が多かったな〜w

2019きりゅうの春休み

今回の春休みは日帰りなので早足で周ります。えーっと東京国立博物館はスルー

 

ル・コルビジェ展も見たかったけど・・

国立西洋美術館もスルー

はい!東京都美術館!

今日の目的はここ都美館です!

久々に来たー

上野だけでもたくさんの美術館や博物館があります。到底1日では周りきれないというか、日本のお宝は東京が独り占めというか・・

※きりゅう映ってるよ〜

目的はこの展示

奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド

日本美術でよく取り上げられている作家(伊藤若沖、曽我蕭白、長沢芦雪など

)を取り上げた展覧会です。これまでいろんなメディアで取り上げられてきた作品が目白押しで、ものすごく濃厚な内容でした。会期末ということもあってきりゅうが会場を出たころには、チケット売り場に長蛇の列がー

上野公園はお花見の人人人!w

凄まじく混雑している上野を抜け、銀座の柴田悦子画廊へ行き小松葉月展を拝見。陶と古布のインスタレーション!ドーンw

小松さんは多摩美工芸を卒業された作家さん。ものすごく大胆で繊細な作品でした。

お次は言わずと知れた奥野ビル

特に目的がなくても、ここに来れば活動している日本の美術の今を知ることができます。そう、古典の勉強も大事だけど、現状を知ることも大事。

ムサビ版画の教授遠藤竜太さんとその教え子さんの作品を見ました。

ふと、思い出し立ち寄ったのは松屋銀座。

菅俊一 展 正しくは、想像するしかない。

タイトルも面白いw

映像作品をずっと見ていたら、脳のどっかがムズムズしてきてw すごく刺激されました。菅さんの作品は0655/2355などで見られますよ〜(NHKEテレ)

 

銀座にたくさんあった画廊も少なくなりました。代わりに増えたのはブランドのお店です。

ここもブランドと言えばブランド。

ちょうど数日前にオープンしたMUJIホテルとショップ。お店に入る人の長蛇の列ができてて・・・きりゅうはスルー

日帰りだったのでちょっとキツかったのですが、結構見てまわれました。でももっと行きたい展示あったんです!体力と時間が足りない・・

あ、流行りの食べ物の写真がないねw。きりゅうは食べてる時間がもったいないので、コンビニでパン買って立ち食いで終わりましたw

 

2018きりゅうの春休み

4/3

バスタ新宿で高速バスを降りて、向かったのは練馬区立美術館です。

ここで開催されている「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」を見に来ました。去年、都内で開催されていたカッサンドル展を見逃していたので、これはぜひ!とやって来ました。レイモン・サヴィニャックは、カッサンドルに教えを受けていた1人でフランスを代表するポスター作家です。

 

サビニャックの作品は、人間味とユーモアに溢れたものが多く、クスっと笑いを誘います。

私が最初にサビニャック作品を見た時は、なんて雑で安易なんだろう。っと思ってしまったのですが、これが作品群を見ていると変わってくるのです。直球で、一度見たら忘れられないインパクトだ、と。

最近の美術館は丁寧に、撮影スポットを用意してくれてますw 。これはサビニャックの作品の一部になれる顔出し。

展示している館内は撮影禁止でしたので、具体的な写真はないですが、デザインを勉強する人にはぜひ見ていただきたいサビニャック作品です。近年、日本の宣伝広告は、流行りのタレントを起用することが多く、誰が作っても同じに見えてしまいます。そんな時代だからこそ見ておきたい作品です。

この日の宿は、カプセルホテル 9h竹橋。

オープンしてまだ数日でしたので、きれいで清潔感ありました。

このあと夜の散歩に、皇居へ出かけたのですが、たくさんの皇居ランナーがいてビックリ!きりゅうはそのランナーを眺めるだけで走りませんよ〜w

4/4

ホテルから少々距離はありましたが、竹橋から歩いて東京駅へ向かい、次の美術館へ。

去年も訪れた、三菱一号館美術館です。

ここでは「ルドン 秘密の花園」展へ

オデュロン・ルドンはフランスの画家です。独自の歩みを持った画家で、同時代の画家との交流や影響をあまり感じられません。代表的なパステルを使った花々の作品は、ルドン独自の表現です。

 

ここにもインスタ映えする撮影スポットがw

三菱一号館美術館が所蔵する、グランブーケと呼ばれる大壁画。そのグランブーケを含む壁画群が飾っていた食堂の空間を再現してある場所です。で、この作品はレプリカw

本物は、撮影禁止の別の部屋に飾ってありました。

これが、グランブーケ(レプリカ)です。

黒い壁面は、当時窓や暖炉があった場所。

このグランブーケ以外の作品は、仏国オルセー美術館所蔵なんですが、なぜ?一枚だけ三菱所蔵なのか・・

この壁画以外にも、ルドン作品がたくさん展示されており、国内にこんなにルドンあるんだ〜ってくらい国内所蔵が多かったです。

あ、でもお隣りの岐阜県には、ルドンを収集している美術館があります。

次に向かったのは、東京駅前にある商業ビルのKITTE(日本郵便の商業ビル キッテと読みます)豪華だな〜

 

このビルの2階、3階にあるのがインターメディアテクという、東京大学が所蔵する作品や標本などを展示する博物館です。この博物館、入場無料で結構楽しめる空間なんです。

東大?帝国大学時代かな?

の講義室を再現した場所は撮影可能。

ここでもインスタスポットがw

歴史が長い大学は、学長などの肖像画や胸像が多いですね。

東京駅周辺は、まだまだビルの建設工事が行われているところが多く、地方との格差を感じるきりゅうなのでした。

さすがにカタログを2冊背負って歩き回るのはつらかった・・

インターメディアテクで買った、東大が開発したアミノ酸キャンディーを研究生のお土産に購入!これを舐めて君も東大!いや美大へ!w

きりゅうの春休み 2017  4/4、5

やってきました!東京の中枢、丸の内オフィスビル群に現れた赤レンガの建物。その名は「三菱一号館美術館」

企業の三菱が1894年に建てた当時の建物を復元し美術館にしたのが「三菱一号館美術館」です。しかも外見だけではなく内装も当時を忠実に再現しています。

高層ビルとのコントラストがすごいね。

美術館の存在は開館当時から知っていましたが、なかなか来る機会がなかったんですよね〜

でも今回は、ここで開催されている「オルセーのナビ派展」を見るためにようやく来れました。仏国オルセー美術館が所蔵するナビ派の作品群。今回来日したのは80点ですが、超一級品がそろっているのです!ナビ派は、印象派にくらべたら日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが色彩、構図などのいい勉強になります。ポスターに使われているのは、ピエール・ボナールの「格子柄のブラウス」

館内は撮影禁止。監視員や案内係がたくさんいてちょっと重々しい雰囲気(汗)

でも内容はとても充実していてよかったです。三菱一号館美術館は、美術館としての歴史はまだ数年ですが、良い企画展示をする美術館のようです。それと気になった作品が1点ありまして、美術館が持つコレクションなのですがオディロン・ルドンの高さ2.5mほどある壁画!ルドンの作品であんな大きな作品は初めて見ました。(ルドンのコレクションでは岐阜県美術館が知られていますが、大きな作品あるのかな?)美術館の中庭は英国風。

 

絵画を堪能した後は、皇居の外堀に沿って徒歩移動。

以外と逃げないかもめさん達w

丸の内から結構歩くのですが、東京国立近代美術館工芸館です。美術館の方はよく行くのですが、工芸館は一度も行ってなかったので今回が初めてです。ちなみに近代美術館付属で映画専門の京橋フィルムセンターというのもあります。

こちらの工芸館は明治(1910年)に作られた建物を、美術館に改修したそうです。

館内はフラッシュ撮影しなければ撮影できます(作品によっては撮影禁止)

これは展示作品ではないのですが、日本を代表するプロダクトデザイナー(故)柳宗理デザインのバタフライスツールが休憩用として置かれていました(座り心地も確認)

あ、今回は生き物がテーマの展覧会だからこれもありってこと?

アール・ヌーボーを代表するルネ・ラリックのブローチ。

たこ!の大皿は、バーナード・リーチ

 

工芸館を出て北の丸公園をぶらぶらしていると、お花見の人達がたくさん。

よくライブが行われる日本武道館では、入学式の準備が。すごいね、武道館で入学式ってw

お堀の桜はまだ五分咲き程度でしたが、たくさんのお花見客が訪れていました。

九段会館もいい建物だな〜 でも今は閉鎖されており名称も旧九段会館となっています。

耐震の問題もあるのでしょうが、日本は古い建物を簡単に壊してしまうのがほんと残念です。きりゅうが歩いた経路でも大型のビル工事をしている場所がたくさんありました。東京はどんどん変わっていきます。

かなり歩き疲れていたきりゅうですが、根性出して向かった先は・・・

神田古書街

近くに大学も多く、古本屋さんが立ち並ぶ街です。昔は画集を探しに時々来ていました。外の書棚は1冊100円の古書が並びます。

今はネットでなんでも検索できますが、好きな作家の画集はいつでも見れるように手元に置いておきたいものです。

6時間以上都内を歩き、かなりくたびれたきりゅうのお宿はカプセルホテル!

でもただのカプセルホテルではありません

9h(ナインアワーズ)はグットデザイン賞も受賞しているデザイナーズのカプセルホテルなんです。

プロダクトデザインは、武蔵美術大学基礎デザイン学科教授の柴田文江さん、グラフィックデザインは、最近テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられた廣村正彰さん。

このカプセルホテル、都内では価格が安いので外国の旅行者がいっぱい!フロントの人も、日本語より英語を話している方が多かった・・異国情緒あふれるホテルでしたw

 

ちょっと写真が多すぎて、春休み2日目は次回掲載です。お楽しみにー(ぷ)

2日目

ロッカーに収まらない外国人旅行者の荷物がラウンジにあふれてました。

 

早い時間にホテルをチャックアウトし、向かった先は電車で1時間・・

 

 

千葉県のとある住宅街に・・

柏美術研究所

私がお世話になっていた美術研究所です。

今日はデッサンの修行をするためにやってきました!

モチーフは、人物ヌードです。

この日は、10分ごとにポーズが変わるクロッキーでしたが10分って・・

ちょっと厳しかった(汗)

で、モデルさんがとても体の柔らかい方で、結構きついポーズするんですよ〜

ああ、でもいい勉強になりました。10分で骨格を追うので手いっぱいでしたが(涙)

ひと仕事終え、向かったのは銀座!

海外の高級ブランドや、星付きレストランが立ち並ぶ場所ですが、ギャラリーも多いのです。

某ブランドのウィンドディスプレイ

写真撮ってたら店の奥から外国人の定員さんに睨まれたw

こういうセットをつくる仕事もデザインの仕事ですよねー ムサビに空間演出デザイン学科というのもあります。

 

アップルストアも人がいっぱい

あんパンで有名な老舗パン屋さんもお客さんでいっぱい(平日です)

大きな壁面看板がよく話題になったソニービルは建て替えになるそうです。

日産自動車のショールームが入っているビルもいつの間に変わっていた・・

外壁はなんじゃ〜こりゃ〜

そんで、佇まいが変わらないこのビル

奥野ビルって言います。現代美術やギャラリー巡りが好きな人には有名な建物です。

そう!

このビルの中にはたくさんのギャラリーがあるんです。ポストに今開催中のDMが貼ってあります。

 

 

 

 

      中は怪しげ・・

でもこういういい雰囲気の建物がどんどん建て替えられているんですよね。

以前はこういった雑居ビル(いろんな業種の企業が複数入居するビル)がたくさんあって、その中に個人経営のギャラリーもたくさんあったのですが、年々少なくなっているのが現状です。

色々と刺激を受け、勉強できた春休みでした

また新学期からがんばろ〜っと

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