豊田市

昨日は豊田市美術館に行ってきたきりゅうです。目的は東京から巡回してきた「ゲルハルト・リヒター」展です。御年90歳になるドイツ出身の現役アーティストですが、すでに美術史に名前が載る方なので既に没後かと勘違いしておりました。60年代の作品から去年の最新作までズラリと展示されていました。メディアでよく取り上げられている「ビルケナウ」という作品は、アウシュビッツ強制収容所で隠し撮りされた写真のペイントの上に抽象化した画面をのせている作品です。リヒター氏の自伝と言われている映画「ある画家の数奇な運命」(きりゅう未観)で、画家が生きた時代背景とその作品が生まれた理由が少し理解できるかもしれません。日本ではあまり抽象絵画は支持されませんが、様々なイメージで見ることができ妄想を膨らませることができる絵画です。美術館には小さなお子さんを連れたご家族がたくさん観覧していました。※↑写真はビルケナウではありません。

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